院長は25年間で1万件以上の眼形成手術執刀経験があり、数多くの学会発表、講演などを通じて眼形成手術の技術向上に切磋琢磨してまいりました。

第48回日本眼科手術学会 教育講演 横浜 第48回日本眼科手術学会
教育講演 横浜
2017年 ベトナム手術ボランティア
2017年 ベトナム手術
ボランティア
まぶた下がり視野狭窄に

眼瞼下垂手術は「誰がやっても同じ」とはいかない、手術者の経験と精度が問われる奥深い手術です。
まぶたは目を乾燥や感染から守る「目のふた」です。ネットやSNSで見られる華美で見た目重視の美容外科手術が、必ずしも大切なあなたの目を保証してくれるとは限りません。まぶたの手術は眼球疾患に精通した医師が行うべきであると考えています。
まぶたが挙がると視界が広がり、下垂が原因で生じた頭痛、肩こり、眼精疲労も改善し、患者さまの喜びの声が大変多い手術です。当院の眼瞼下垂手術は保険適応です。お気軽に眼形成専門医にご相談ください。

※重要
保険手術の目的は、あくまで下垂が原因で生じた症状の機能改善です。整容改善目的の保険手術は法律で禁止されており、希望の二重の幅、見た目の腫れぼったさの改善、微細な左右差の調整はできません。審美的な改善をご希望の場合は自費手術をご検討ください。 

自費手術はこちら

当院の眼瞼下垂手術について

眼瞼下垂は、お薬や筋トレでは治りませんので治療には手術が必要です。
当院では術前に飲み薬や吸引薬などで用いてリラックスした状態で手術を受けていただくことができます。目のまわりに数箇所注射を行う部分麻酔で痛みはコントロールできます。手術中は医師と会話ができます。

手術方法

1. 眼瞼挙筋前転術

瞳にまぶたの縁が垂れ下がった状態で手術の適応があります。目を大きくし視界を確保する術式で、元々の二重(一重では睫毛の4,5mm上)を皮膚切開し、眼球斜め後方からまぶたを引っ張る眼瞼挙筋やミューラー筋を縫い縮め(前転)ます。手術時間は両側で30分程度です。

手術前
手術前
手術後
手術後

2. 余剰皮膚切除術

重力に負けて緩んだ皮膚が垂れ下がり、睫毛を乗り越えて瞳にかぶれば手術の適応です。麻酔後に自然なシワに沿って余剰な皮膚を適量切除します。手術時間は両側で30分程度です。

手術前
手術前
手術後
手術後

3. 前頭筋つりあげ術

眼瞼挙筋の働きがほとんどない生まれつきの眼瞼下垂や、重症の眼瞼下垂が適応になります。眉毛の中と睫毛の上の皮膚を切開し、その間にトンネルを作ってゴアテックスシートと呼ばれる人工材料でおでこの筋肉(前頭筋)とまぶたを連結して吊り挙げます。手術時間は片側で30分程度です。

手術前
手術前
手術後
手術後

合併症

眼球を直接さわる手術ではないので、術後に視力が低下することはまずあり得ません。
最も患者さまが気にされるのは、術後の腫れと内出血です。
手術直後はまぶたの周囲の内出血や腫れが目立ちますが、2週間くらいで大雑把に落ち着いてきます。腫れの8割は2週間程度で改善しますが、微妙な腫れは3ヶ月から6ヶ月続くことがあります。腫れの程度は皮膚の分厚さや術式で異なります。

実際に手術を受けていただいた患者さまの術前後の状態です。筋肉を短縮することで十分にまぶたがあがり、視野がひろがります。術後は額の緊張がとれて楽に開けられるようになります。

手術前
手術前
手術後
手術後
手術前
手術前
手術後
手術後